中国港協会・陸港分会第一回(成立)会員大会及び中国陸港の発展シンポジウムが、5月16日に古都西安において開催されました。“港”の新形態たる内陸港が“発展する連盟”として団結したことは、国内に於ける当事業の組織構成、人材育成、そして指導理論において有力な支えとなり、同時にその団結は重要な意義のあるスタートの第一歩となったのです。中国陝西省の陸港物流のため人材育成が重要であり、その人材育成基地の大学として、本校(西安外事学院)はこの大会を企画・召集すると同時に、その陸港分会のメインメンバーとして加盟いたしました。

中国内陸においては、内陸港が外向・開放的経済発展の重要な担い手となり、目下全国約70の都市では、国際陸港プロジェクトの企画・建設が堅実に推し進められています。本校は、中国港協会・陸港分会の創立者の一員であり、当分会機構の事務的所在地であり、また、当分会の会刊誌『中国陸港』の創刊者でもあります。
中国内陸港のこれからの一層の発展のため、企画・建設中にある内陸港会員同士が、互いの更なる交流、合作、協力のための新たなる段階に進むことが本分会の方針であります。
物流学科は本校開校以来、早くから開設された専門学科であり、重要かつ当校の看板学科とも言うべき専業学科であります。ここ二年の間に「港運と物流のトップ人材の育成基地」の誉れを有する上海海事大学と手を携えた本校は、その分野の人材育成を推し進め、併せて「中国西安港務区」と手を結び、「校企連合」を運営する過程において、陸港経済発展により生ずるニーズに応じ、実用型適任的人材の育成に力を注ぐ所存であります。
本物流学院院長、徐徳洪氏の話によると、西安外事学院は国際陸港学説の提唱校として、国内唯一の陸港経済と物流の研究センターを有し、また第一号の陸港運営実験センターをも有する、中国西部地区内唯一の専業物流学院であるとのことです。学説提唱者、学科創設の第一人者として、研究と産業育成のための産学連携を進め、「校企提携」の運営スタイル、応用・実用型人材育成の道を模索する過程において、陝西省の地域経済、また当産業分野の発展のために、大学の使命を果たすべきあり、そのために努力していきたい所存であると述べています。