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西安概況
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西安概況


    西安市は、中国の西北部の関中平野に位置しております。温暖帯気候に属し、四季がはっきりしており、平均気温、摂氏10度以上、年間平均降水量600ミリ以上と、おだやかな気候です。春は四季の中では最も短く、比較的雨が少ない季節です。冬は零下10度らいになる時もありますが、それも、せいぜい4、5日程度で内陸の割にはそれほど厳しい寒さではありません。ただ、夏が、一番暑いときで39 度くらいになりますので、むしろ夏の方が過ごしにくいといえます。西安でもっとも過ごしやすい季節は5月、9月、10月だといわれています。
    西安は、漢の時代から「長安」と呼ばれてきましたが、明の時代の初めに「西安」と呼ばれるようになりました。陝西省人民政府の所在地でございまして、省の政治·文化·交通の中心地となっております。
    また、西安市には4つの県と9つの区があり、人口は、あわせて、約846万人(東京が約780万人)で、総面積は、9983平方キロメートルです。
    西安は、中国の十大都市の一つにも数えられ、西北地区では一番大きく、六大古都の一つにもあげられております。
    西安は、なんともうしましても、中国悠久の歴史と共に生きてきた中国最古の都で、ローマへ続く「シルクロード」の出発点でもあり、東西文化の集約地として花開き、栄華を極めてまいりました。
    特に唐の時代の長安は、様々な国からたくさんの人々がこの長安に集まり、当時は、世界最大の「100万都市」として栄えました。
    「弘法大師空海」は遣唐使として、日本から長安に参りました。西安の東にあります青龍寺で恵果大師に師事し、ここで密教を習いました。その後、帰国して「真言宗」を創立しました。
    空海とともに、中国に来た遣唐使と言えば、そう、歌人としてもその名の高い「阿倍仲麻呂」です。阿倍仲麻呂は、717年に16歳で、ここ長安に留学し、一生懸命学問に励み、その後「朝衡」と名を変え唐王朝の役人として仕えました。一度は、日本に帰ろうとしましたが、船が難破して、結局、その意思をはたすことなく、770年に亡くなりました·それを記念して、興慶公園には、阿倍仲麻呂の記念碑が1979年に建立されました。その記念碑には阿倍仲麻呂が書いた詩「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも」と、李白が書いた詩「日本晁衡辞帝都,孤帆一片绕澎湖,明月不归沉碧海,白云愁色满苍梧」とが刻まれております。
    ちなみに、2004年、歴史上それまで知られておりませんでした、もう一人の阿倍仲麻呂ともいうべき遣唐使の一人「井真成」の墓誌(西北大「文博学院」所蔵)が、西安の東、サン河の工事現場で発見されました。彼も志半ば、36歳でやはりこの西安で亡くなりました。
    このような長い歴史の中で、ここ西安には至る所に数多くの名所旧跡、古代建築群、貴重な文化財が残されております。西安の周囲には秦の始皇帝陵をはじめとして、漢の時代の皇帝陵が十一カ所、唐の時代の皇帝陵が十八カ所あります。
西安の東郊外には、世界では第八番目の奇跡といわれております秦の始皇帝の「兵馬俑坑博物館」や、始皇帝の帝陵、中国では四大美人の一人楊貴妃と唐の玄宗皇帝のロマンスの舞台で有名な「華清地」があります。また、西の方には、漢の武帝劉徹のお墓もあります。そのほか、「茂陵」、唐太宗の昭陵、楊貴妃の墳墓、中国唯一の女性の皇帝「則天武后」とその夫にあたります唐の高宗李治の墓、乾陵などの遺跡があります。
    南郊外には大雁塔、小雁塔、青龍寺、興教寺、香積寺などがあり、北郊外には唐時代の「大明宮」など様々な歴史上の遺跡があります。現在の西安市の城壁は、1368年、元を破った明王朝がそれまでの長安城の上にあらたに築いたもので、城内は、中心地にある鐘楼から、四つの大通りが一直線にそれぞれ東西南北の城門に達し、町並みは碁盤の目のように仕切られております。皆様ご存じのように、日本の京都と奈良はこの長安をまねて作られたものであります。
    東の郊外は、「紡績工業地帯」で、いくつかの紡績工場が集中し、工業都市としても知られております。
    一方、南の郊外は、約三十数校の大学が集中し、中国高等教育の中心の1つとなっております。また、西安の商業街は、その大部分が市内に分布しており、特に、東西南北の4つの大通りと西安駅付近にある解放路では、デパート·レストラン·ホテル·書店など各種店舗がにぎやかに軒を並べております。
    このように、西安は、観光都市としての名所旧跡ばかりではなく、唐楽宮·易俗社·陝歌大劇院などの伝統芸術を披露する施設もあり、そこでは「唐長安楽舞」·「倣唐楽舞」·「秦俑魂」·「陝北民間楽舞」など代表的なショーを常時見ることができます。
    ちなみに、西安の代表的な地方劇「秦腔」は、中国の古代戯曲の代表として、その影響は、陝西省全域·甘粛省·寧夏回族自治区·青海省·新疆ウイグル族自治区などにもおよび、中国西北部のもっとも代表的な地方劇の一つに数えられています。秦腔の隈とりのお面は国内外から訪れる観光客に賞賛されております。
    その他、西安の名物料理といえば、なんといっても、「餃子宴」が有名でございます。もう一つの名物料理は「羊肉泡」です。そのほかにも各種多様なおいしい料理がありますが、西安の名物料理は麺類で、その代表的なものはズボンのバンドのような幅広の「クータイメン」などの麺、その他「肉まん(包子)」などもあげられます。
    西安には、見るもの、食べるものも豊富ですが、その他に、西安旅行の記念になるお土産もたくさんあります。中でも、藍田の玉石は、河南省の玉、新疆の和田玉と並んで、中国の三大玉石の一つです。
    西安オリジナルといえば、唐三彩、秦兵馬俑、隋俑、彩陶の複製品、秦、漢の瓦当の拓本、唐壁画の複製品、影絵芝居用の人形、木彫、玉彫、じゅうたん、テーブルクロス、しぼり染め、くまとりのお面、香袋、たこ、漆器、飾り提灯、切り紙、泥人形、布刺繍などがあります。これらの土産物は陝西省の民間芸術の一つでもあり重要な観光記念品となっております。

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